ルーズベルトについて

ルーズベルトは1901年に暗殺されたマッキンリー大統領の後を継いで、42歳で大統領に就任しています。これはアメリカ合衆国史上最年少での大統領就任であり、この記録は今も破られていません。大統領に就任したルーズベルトは、自然資源の保全、巨大企業に対する統制の強化、消費者の保護の3つを基本理念とする「スクエア・ディール」と呼ばれる国内政策を推進しました。

企業のトラストによる独占を規制しようとしたことから、ルーズベルトは「トラスト・バスター」のあだ名も持っています。また、1905年にアメリカ農務省林野部を創設。何百万ヘクタールもの国有林保全に尽力し、今に至る自然保護の流れを作り出しました。ルーズベルトは「穏やかに話し、大きなこん棒を持っていけ(Speak softly, and carry a big stick )」という名言を吐いたことでも知られていますが、この言葉には穏やかに交渉する一方で武力を使って威嚇するという彼の外交政策が端的に表れています。ルーズベルト自身はこの政策を「先見の明を発揮し、想定される危機が実際に発生するよりも前に決定的な行動をとること」であると述べています。

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